1.低炭素鋼でも表面硬さ800HV以上達成可能。
2.浸炭と比較して変形・寸法変化が極小。
3.使用ガス量はガス窒化の約1/10。
4.焼戻し軟化抵抗が大。
5.浸炭などと比べて仕上げ肌が良好。
6.浸炭よりも耐食性は良好。
合金元素との窒化物形成による強化である一般的な窒化とは異なり、鋼の組織そのものに対する強化であるため、窒化物となる合金元素を含まない低炭素鋼にも適用できます。
また軟窒化と比較しても、脆く軟質である化合物層が付かず表面硬さが大幅に向上します。
上記の組織写真では、低炭素鋼において窒素が浸入した表面近傍のみが焼入れ組織(マルテンサイト)になっている様子がはっきりと確認できます。