高度技術を駆使し浸炭を深く広く極めます。

真空パージ式ガス浸炭窒化炉

真空パージによる大気混入防止と

メタノール滴中によるキャリアガス管理により

高精度かつ無人操業のガス浸炭、ガス浸炭窒化を実現

概要

1. 変成炉が不要で、炎や油、

2. 立ち上がりが早く、断続操業も可能です。

3. 真空パージ式の採用により、加熱室へ大気が混入しません。

4. 処理品表面品質、仕上げ肌が向上します。

5. 炎や油、ススなどの放出が無く、作業環境が向上します。

メタノール滴注式

CH₃OH → CO + 2H₂

メタノールを熱分解させることで、RXガスに似た組成の分解ガスが得られます。

（COと2H₂が主成分で、CH₄やCO₂、H₂Oなどがそれぞれ1.0%以下程度含まれる）

メタノールは管理が簡便かつ入手性も良いため、断続運転や小規模操業がし易く、熱処理品質も向上する手法です。

常識を越えたガス浸炭窒化炉

滴注式浸炭窒化に、真空技術を取り入れ完成した新しいガス浸炭窒化炉です。
可燃性のガス及び焼入油を使用する浸炭炉では、初めて無人操業が可能となりました。

<構造>
・２室・IN-OUT
・３室・IN-OUT
・３室・ストレートスルー

真空パージ式ガス浸炭窒化炉の特徴

・フレームカーテンが不要で、火災や爆発の心配がありません。
・無人操業が可能です。
・変成炉が不要で、キャリアガスは市販工業用メタノールを使用します。
・定期的バーンナウト（煤の燃焼）の必要がありません。
・雰囲気制御は、浸炭炉の一元制御のみです。
・設備費・補修費・操業費の点で経済的です。
・連続はもちろん、断続操業も可能です。
・雰囲気制御の制御性，制御精度および再現が極めて良好です。
・停止後、短時間で雰囲気が立ち上がります。
・浅浸炭（0.05mm以上）が可能です。
・自動化，省人化に適しています。
・ロット内のバラツキが少ない処理法です。
・停電時には、窒素ガスが自動的に封入されます。